「L-cepferエルセファー」はPRP療法を応用したサイトカイン療法のことです。
「L-cepfer」はLyophilized Concentrated Easy Platelet rich plasma For Eternal Rejuvenation. の頭文字から名付けられた、新しいPRP由来のサイトカイン療法のことです。ご自身の血液から採取された、ハイパフォーマンスな凍結乾燥濃縮PRP(多血小板血漿)です。純粋な多血小板血漿のみを抽出し、無細胞化したものがフリーズドライ加工されています。特殊な技術で抽出されているため、より濃度が濃く、成長因子の総量も多くなっています。
PRPとは? ~新たなPRPの時代到来~
PRP(Platelet Rich Plasma)とは、血液中の血漿を遠心分離によって調整し、血小板を濃縮した血漿濃縮物のことです。
PRP療法とは、患者様の血液を採血し、その血液から赤血球と白血球を取り除き、血小板だけを濃縮・抽出し、患部に注射する再生医療として、現在では美容医療だけでなく整形外科や眼科や歯科分野なども広く一般的に知られています。
この血小板には成長因子やたんぱく質などの美容効果の高い成分が非常に多く含まれており、傷んだ組織の修復や症状軽減を促進する効果が期待されます。
L-cepferのシステムとは? “Personal Biotheraphy”
独自のPRP由来加工受託システムにより、患者様から血液を医療機関を介して受託し、CPC(細胞培養加工施設)でフリーズドライ(凍結乾燥)化させたものがL-cepferです。CPCでは、臨床培養士によって抽出作業が行われます。またその施設は、一種再生医療取得の細胞加工施設となっております。PRPを応用した、最新の技術によるシステムになります。
院長山尾より一言
PRP療法の歴史は遡ること、約15年前。当時はACR療法として日本でも多くの美容クリニックで広まりました。当時は再生医療の法律的な規制もなく、その管理や作成はクリニックごとに一任されていました。そのため、効果にも不安定であったと記憶しています。活性を高めるために別の薬剤を添加するなどして、意図的に活性化させ、その効果の安定を図ったりなどしました。そうすると、硬結や石灰化などの副作用のリスクが高まり、本来自己血で安全であるというコンセプトからかけ離れてしまいます。
今回ご紹介するこちらの新しいPRP「L-cepfer」は、法律の面もクリアされ、さらにはその抽出も専門のCPCに委託し熟練された操作で抽出されます。患者血液の個体差にも対応し、オーダーメイドで行うため、採取効率が高まり、安全に安定したものとなっています。自然誘導されたサイトカインの状態で、フリーズドライされていますので、効果の発現も早い段階から得られることが予想されます。新たなPRPの時代が到来いたしました。なお、保存期間は作成後、1年間可能です。1年間の間で、患者様のお好きなタイミングで、計画的に注入していきましょう。
適応となる悩みとその注入方法
・肌のくすみ、小じわ、たるみ、毛穴、ハリ・艶が欲しい、肝斑
・にきび跡、肌再生
お肌の状態によって、ダーマペンでする方法と、eCO2(エコツー):フラクショナルレーザーでする方法があります。エコツーの場合は、エコツーをした後、パックとしてPRPを塗布して浸透させる方法となります
・頭皮の薄毛(AGA)
AHL(Anti Hair Loss)療法
「AHL療法とは」 薄毛治療に、L-cepfer®とミノキシジル外用薬を併用する療法のことです。併用した方が、それぞれ単独で治療するよりも高い効果が出ると、海外の文献で症例報告があります。 L-cepferによる頭皮への注入治療と、ミノキシジル外用の使用方法や頻度は、その方の症状に合わせて使用しますので、詳細は医師によるカウンセリングでご相談ください。 ミノキシジル外用剤:日本国内未承認品のため、海外より医師による個人輸入になります。
処方外用剤となります。
■有効成分:2%ミノキシジルUSP、メンソール、アデノシン、プロシアニジンB2、プロキャピルブレンド
■容量:1本60ml (1日2回で約1か月分)
頭皮L-cepfer併用の方→\13,200
外用剤のみの場合→\16,500(別途外用処方料\1,100)
自然な髪の成長サイクルを促し、抜け毛の改善、髪の密度の増加に効果が期待できます。
■注意事項:妊娠・授乳中はご使用できません。その他心臓疾患の方、血圧を下げる薬を内服されている方はご使用できません。
- 注入による疼痛、針痕、内出血
- PRPは自己血由来のため、アレルギー症状は出ません。他の薬剤と混合して注入される場合は、その薬剤に対してのアレルギー反応の可能性があります。発赤、腫脹、掻痒感、アナフィラキシー症状などです。
ヒアルロン酸注射とPRP療法の違い
施術の流れ
①診察⇒採血
医師による診察で、PRP療法に適応されるか判断します。適応となった場合、当日または別日に当院で採血を行い、CPC(細胞培養加工施設)へ配送します。(採血時に、血液加工代が必要となります。)
②CPCより加工されたPRPが返送
約2週間後、CPCよりご自身のPRPがフリーズドライ化されて返送されます。保管期限は製剤作成後1年間です。
③注入
ご自身のお肌や頭皮など、お悩みの部位に注入します。注入方法は、直接針で注入の他、ダーマペン4(ヴァンパイアフェイシャル)、水光注射、エコツー(フラクショナルレーザー)後の導入パックからお選びいただきます。
(それぞれの方法で各種注入代、麻酔代、施術料が必要となります。詳細は料金表をご覧ください。)
- 感染症に罹患している方は事前にお知らせください(加工する施設に事前にお伝えする必要があります)
- 悪性腫瘍で治療中の方、及び採血し加工した後に悪性腫瘍と診断された方は、治療の適応外となる可能性があり、医師の判断と患者様の希望がある場合にのみ施術を検討いただけます。加工後の場合、加工代の返金は致しかねます。
- 血液の状態によっては、ごく稀に作成ができない場合もあり(輸送中のトラブルや、血液の変性等)、その際には再度採血が必要となる可能性があります。その際は、再度加工代は不要ですが、交通費などは実費となります。
症例紹介
症例:治療開始時65歳~現在68歳 女性
主訴:シミ、タルミ
L-cepfer 血液加工(6本分)1回 | ¥165,000/回 |
注入 3本ずつを2回 | ¥33,000/本 |
希釈サイトケア | ¥16,500/㏄ |
麻酔(顔、首) 2回 | 顔¥2,750/回 首¥2750/回 |
施術料 2回 | ¥3,300/回 |
フォトトリニティ 1回 | ¥91,800/回 |
トーニング 5回 | ¥33,000/回 |
治療総合計 | ¥736,400円 |
※割引、セット価格を適用しない一回分の表記です。
ドクターズコスメ GAUDISKIN併用 | |
スムースクレンズ | ¥5,940/本 |
インナーモイストTAローション | ¥6,820/本(180ml) ¥11,110/本(300ml) |
エクラリバイブ | ¥19,800/本 |
デュアルレチノライト | ¥8,580/本 |
デュアルレチノプラス | ¥8,800/本 |
HQクリア | ¥9,900/本 |
<これらの治療で改善が期待できる悩み>
シミ・肝斑・シワ・ タルミ・ ほうれい線・ ゴルゴライン・マリオネット・頬コケ・クマ・肌のごわつき・肌の色ムラ・肌質改善・引き締まり・赤ら顔・毛穴・乾燥
発<副作用・リスク>
発赤・腫脹・水疱形成・痂皮・一過性の内出血・針痕・疼痛・かゆみ・圧痛・過敏症・血流障害・神経障害・コスメ成分によるアレルギー
※フォトトリニティで使用した機器は未承認機器でシネロンキャンデラ社を通して個人輸入したePlus複合治療機器です
よくある質問
内出血の場合でも、とても浅い層に注入しているため2~3 日でおさまります。
料金表
②注入
Dr.手打ち注入代 33,000円(税込)/本(cc) ※注入方法により注入代が異なります。
③注入の際の施術方法
施術の種類 | 料金(税込価格) |
手打ち | 3,300円 |
ダーマペン4 (アグレッシブ料金の20%OFF) |
例:顔全体初回35,200円 通常39,600円 |
水光 | 注入代のみ |
エコツーの後のパック (エコツー料金の20%OFF) |
例:顔全体初回 72,000円 通常 96,000円 |
※注入方法は、Dr.手打ち注入・ダーマペン4によるヴァンパイアフェイシャル(Dr.アグレッシブ)・水光注射による注入、エコツー(フラクショナルレーザー)後のパックからお選びください。
※ダーマペン料金、エコツー料金の詳細は各種機器のページでご確認ください。
※一回の使用本数は医師とご相談ください。
※L-cepferの注入施術に関しましては、院長のみの施術となります。
上記のように①採血・血液加工代の他に、注入時に②注入代と別途③施術料、④麻酔料が必要となります。